内視鏡看護師という職種がある。
その名の通り、内視鏡検査や治療のサポート、患者への説明や介助などを行う看護師のことである。内視鏡看護師は、通常の看護業務と異なるところが多いため、どんな点が魅力的なのかを知りたいひとも多いだろう。

内視鏡看護師の魅力的なポイントは3つある。
1つ目はワークバランスが保てることだ。内視鏡室で働く場合は、基本的に内視鏡検査や処置などの診察は平日の昼間に実施されることが多いため、残業は少ない傾向がある。定時に帰りやすいため、パートとして考えている人や非常勤の勤務を希望している人に最適だ。小さい子どもがいる人や介護をしている人なども無理なく勤められるだろう。

また、専門性を高められるところも魅力的なポイントだ。
内視鏡室では、通常の看護業務では習得できないスキルや知識が身につけられる。検査や治療で使用する機器や技術は最先端のものが使われているため、最高峰の医療技術が学べる環境下にある。看護師としての成長が期待できるのがうれしい点だ。

そして、ブランクがあるひとでも復帰しやすいところも内視鏡看護師の魅力的なポイントといえるだろう。
内視鏡室は専門性が高く、消化器がんの早期発見に役立つことから需要が高い部署だ。そのため、一度出産や育児などで働く期間が空いてしまったひとでも、復帰しやすいといえる。

また、内視鏡看護師として働く先は、消化器科だけではない。
内視鏡を使用しているのは、呼吸器科の気管支内視鏡や病院以外にもクリニックにも置いてある。そのため、選べる選択肢が多いのも内視鏡看護師の魅力だ。